残雪期富士登山!〜富士宮ルート〜

日帰りハイキング

こんにちは、chikaです!
今回は、2026年5月10日に行った富士山(富士宮ルート)の記録です!
富士山はこれまで2回行きましたが、どちらも夏の吉田ルートで、残雪期は初めて。
厳冬期の厳しい富士山のイメージが強く、冬は到底行けない…と思っていましたが、実は残雪期はそうでもなさそう。5月以降はバックカントリーの人にも人気になるらしい、という話も聞き、私にも行けるかも…!ということで、山岳会の先輩2人をお誘いして行ってきました!

それではスタート!

7:05 水ヶ塚公園着。夏は吉田ルートがずば抜けて人気ですが、冬の富士山は富士宮ルートがメインルートになります。都内で集合して、車で富士宮口5合目駐車場まで行くのですが、その手前のスカイラインのゲートが開くのが8時なので、手前の水ヶ塚公園で時間調整します。
写真を撮り忘れていましたが、ここから富士山、ドーンと見えていました。

7:50 公園を出てゲートに向かうと、既にゲート前に車の列ができていました。近くに設置してあった温度計によると、この時の気温は8度で、少し肌寒い程度。

8:00 ゲートが開き、駐車場に向かいます。くねくねの峠道を登ること30分弱で、5合目駐車場到着。

駐車場にはトイレがありますが、仮設トイレで数も少ないので、手前で済ませることをオススメします。
水ヶ塚公園も朝はトイレが使えなかったので、私たちは足柄PAで立ち寄ったのが最後になりました。

8:45 登山開始。

雲が多いですが、上は晴れていそうなので、楽しみに登っていきます。最初から雪靴で登っていきましたが、はじめは雪が全然無いので、スニーカーでも良かったかも。アプローチシューズで登っているスキーヤーの方々もたくさんいました。

9:00 登り始めて間もなく、最初の山小屋『雲海荘』に到着。6合目の小屋です。

スキーを担いで登るのは大変そう、、何キロくらいあるんでしょうね。道具がお高くてなかなか手が出ませんが、私も来年には始めたいっ!

短い時間で、ガスったり晴れたりを繰り返します。日が差すと温かく、歩いていると暑いくらいなんですが、ガスると一気に冷えます。

9:45 6合5勺の『御来光山荘』あたりで一部雪が出てきましたが、まだアイゼンはつけません。ここのトラバースの先で雪は切れ、小屋の先はまた雪の無い岩場が続いています。

御来光山荘着。ここでしばし休憩。

10:30 7合目の小屋『山口山荘』に到着。体力的にはまだ余裕があり、良いペースで登ってきています。この時期はスカイラインのゲートが17時で閉まるので、その前に下山してゲートを通過できるように、引き返すタイムリミットを13時半と決めていました。あまり余裕があるわけではないですが、このままいけば剣ヶ峰まで登頂できそう。

標高は3,000Mを超えたくらいですが、GWに奥穂高岳に登った甲斐あってか、酸素の薄さもまだあまり気になりません。

そしてこのあたりで雲の上に出たようで、下は雲海、上は青空です!

11:10 8合目の小屋『池田館』に到着。標高3230M。ここから本格的に雪があり、小屋の屋根まで積もっています。夏道も出ていますが、直登した方が楽なのでここでアイゼンを履き、ヘルメットとピッケルも装備します。

池田館の目の前には鳥居⛩️富士山は至る所に鳥居がありますね。

12:20 左手に見えるのは9合目の小屋『万年雪山荘』。標高3,460Mの小屋です。段々と息が苦しくなってきて一歩一歩がゆっくりになりますが、雪質はザクザクと歩きやすく、風も無いので気持ちのいい雪山歩き。

振り返ると、どこまでも広がる雲海。

山頂はもう目の前ですがここまで来ると酸素の薄さを感じ、どんどんペースが下がります。

13:10 頂上富士館着。富士宮口の山頂です。この日は風向きが北西寄りだったため、南側にある富士宮ルートを登っているときはほぼ無風でしたが、頂上に出た瞬間冷たい風が吹きつけてきました。それでも強風というほどではありません。

ハードシェルを着たら、剣ヶ峰に向かいます。

こちらは頂上富士館前の鳥居。半分くらい埋まっています。左奥に見えているのが剣ヶ峰。

お鉢の中を見てみるとなんとスキーのシュプールが見えます。BCの人はお鉢の中まで滑り降りるんですね!登り返すのが大変そう、、。

剣ヶ峰に登る人たち。夏に登った際は、あの短い登りが地味に辛かった記憶があります。ザレ場が雪に覆われているので、夏よりは登りやすいかな。

13:35剣ヶ峰着。快晴、素晴らしいですね。

13時半を目安に引き返そうと考えていたのですが、少しオーバーしてしまいました。せっかく来たのでしっかり写真は撮って、少し休んだら急ぎ足で下山します。

あんなに時間をかけ苦労して登ってきた道ですが、下りはあっという間。雪のある山頂~7合目辺りまでは登りの約3倍のペースで下山しました。雪の道をザックザック下るのは本当に気持ちよくて楽しい♪ここを滑れたら楽しいだろうなと思いますが、スキーだとますます一瞬で終わってしまうんでしょうね。

一方で雪の無くなる7合目より下は、足も疲れるしつづら折りでペースも上がらず、長く感じました。こういう時はただ無心で下るのみです。

15:40 5合目駐車場着。思った以上に下りでペースアップしたため、タイムリミットにかなり余裕をもって下山できました。晴れて風も無く歩きやすく、とっても楽しい山行でした!

~余談ですが~

最近は富士登山者の遭難がよく問題になっていて、閉山時期の富士登山禁止の流れも出てきているようです。登山する人、しない人、管轄の自治体や警察など、関わる人にはそれぞれの立場から違った主張があり、一概にどれが正しいと言えるものではないと思います。ですが、どれか一つだけを見て、偏った知識で偏った考えを持つことは無いようにしたいです。

誤解されがちだと感じるのですが、十分な備えをして登る分には、残雪期の富士登山は決して無茶なことではないです。雪山初心者の私でも、天気の良い日を狙って、適切な装備を持って、経験者と一緒に登れば特に危険を感じることもなく登頂できました。来年にもまた(今度はスキーを持って)登りに来たいと思いましたし、それを禁止はしないでもらいたい、というのが正直な気持ちです。

無茶な登山をする人による遭難が多いのも事実ですし、なまじっか名の知れた山であるために軽い気持ちで入山する人が後を絶たない現状を改善するには、完全に登山禁止にするのが最も効果的ではあるのでしょう。そんな命知らずのために警察は危険を冒さなけらばならないわけですし。

ただ個人的には、「閉山期の富士山で遭難者が出た」というニュースにより、冬に富士登山をする人全体が悪く言われるのは、とても残念に思います。私も今回5月の富士山に登るまで知りませんでしたが、残雪期の富士山はとても多くの人が登っています。遭難事故を起こしているのはごく一部の、不適切な装備や不十分な知識で山に入る人たち。登山自体を禁止するのではなく、そういう一部の無謀な登山者を山に登らせない工夫をすることで、遭難事故を減らしていけたらいいのではと思います。

おわり。

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