初の海外遠征!エベレスト街道トレッキング(前編)

番外編

こんにちは、chikaです!

今回は、私のブログ初投稿記事として、昨年秋(2025.11/25-12/5)に歩いたエベレスト街道について書いていきます。

私の初の海外遠征。雄大な景色の連続に加え、見慣れない動物や知らない文化に触れる楽しさを、存分にお伝えできればと思います!

~0日目~

今回のトレッキングは、私1人に現地のガイドさん1人付いてもらう贅沢な旅です。11月24日の朝に成田空港を出発した私が、バンコクで飛行機を乗り継ぎ、カトマンズに到着したのは同日23時半頃。なのでこの日は、カトマンズにあるガイドさんのご家族のお家に泊まらせてもらい、翌朝出発しました。

こちらのガイドさん、夏場は日本で働いている方で、日本語ペラペラなんです。私はネパール語はもちろん英語もほとんど話せませんが、たまたまこの方と日本で知り合い、ネパールにお誘いいただいて今回の遠征が実現したというわけです。お家に泊まらせていただけたのもそのため。

というわけで、長いようであっという間な11日間の始まりです。

~1日目~

6:30 トリブバン国際空港着。ここからルクラまで飛びます。

手荷物検査、航空券購入を済ませて荷物も預け、出発予定時刻は7:30だったのですが・・・

飛行場の混雑のため、搭乗予定の飛行機がなかなか飛べず。待ち時間に空港でサンドイッチを買って朝食に代え、さらに待つこと3時間。

10:30 ようやく小型の飛行機に乗れました。この日ルクラにとんだ飛行機は全部で3便。私たちと同じ便に乗ったのは、確か10人弱だったと思います。

3時間と聞くと結構な遅延だと思われるかもしれませんが、この空港ではよくあることのようです。

この年の10月末は3日連続で雨のため飛行機が飛べず、ルクラでたくさんのお客さんが足止めを食らったそう。午前中のうちに飛んだだけ、この日は寧ろラッキーだったのかもしれません。

11:10 テンジン・ヒラリー空港着。世界で最も危険な空港の一つと言われているようですが、ここに来たときは私はそんなことも知らず、また実際、特に恐怖を感じる場面もなく無事着陸しました。

11:30 お昼時には少し早いのですが、ルクラで昼食を済ませます。空港目の前の「パラダイスロッジ」というところで、ネパールと言えばのダルバートを注文しました。

あっさり目のカレーとパラパラしたバスマティライスにハマります。ダルバートとはカレーの定食のようなもので、お店によって付け合わせも味も変わるのが魅力の一つ。そしてなんとどこで食べてもおかわり自由。

ただ、おかわりするまでもなく結構な盛りの良さなので、席まで運ばれてくる追加のご飯を、苦笑交じりに断るお客さんの方が多かったように思います。

12:10 昼食を済ませていざ出発。

ネパールの風景を象徴するようなこの旗は「タルチョ」。チベット仏教に由来するもので、トレッキング中至る所で見かけました。

ここに来て最初に驚いたのが野良犬の多さでした。道端に転がって爆睡している子が多く、可愛くてつい撮りまくります。病気等怖いので、あまり触らないようにしますが・・・あぁモフりたい。

12:20 トレッキングの初め、パサン・ラム記念ゲートから大きく見えるこの山はクンビラ(5761M)。麓にあるクンデという村にとって神聖な山であり、入山不可らしいです。

トレッキング中は荷運びに使われている動物とよくすれ違いますが、比較的標高の低いところで見かけるのがロバです。彼らとすれ違う際、谷側に立つのはNG。ぶつかってお客さんが谷に落ちる事故が時々起こるそうなので。

繁忙期は人の列に加えてこのような動物の列も長く、道は大変に混雑するそう。

こちらはゾッキョ。聞きなれない動物かと思いますが、ヤクと牛の混血で、標高の低いところから高いところまでどこでも見かけました。

道中慣れないうちは、彼らの起こす砂埃や落とし物の匂いに辟易するかもしれません。私は結局持参したバラクラバはほとんど使いませんでしたが、鼻口を覆えるものは必携です。

13:25 エベレスト街道では何回か吊り橋を渡るのですが、これがその1個目。ちょうどゾッキョの行列が渡ってきていたので、しばらく待ちます。

私が行った11月末はシーズン終わりかけの時期で、道はかなり空いていましたが、これが10月のハイシーズンとなると激混みで、吊り橋では30分以上待たなければいけないこともあるのだとか。そんな時期には絶対来たくないですね。

少し寒くはなりますが、11月末から12月は晴れの日も多く人も少なく、エベレスト街道を歩くには絶好の時期だと思います。

揺れる吊り橋を渡ってどんどん進みます。

これはマニ石。刻まれているのはチベット仏教の経文です。

15:00 青い屋根が目立つ村、パクディンが見えてきました。ここが初日の宿泊地です。飛行機が時間通りに飛べば、もう少し奥のモンジョという村まで進みたかったのですが、遅れたのでこちらに。ガイドさん曰く、どちらにしても2泊目はナムチェと決まっているので、これくらいの遅れは余裕で想定内のよう。

毎日どこまで進むかが全部決まっているわけではなく、高山病にならないように少しずつ、私の体調も見つつ進んでくれるので、安心して付いていけました。(それでも高山病でヘリ搬送される可能性はあるので、その辺もフォローしてくれる海外保険は加入していきました。)

15:10 この吊り橋を渡ってすぐ、宿泊予定の宿「サンライズ・ロッジ」に到着。吊り橋に無数に結びつけられた布についても、帰るときに意味を知ることになります。

ネパールの山小屋は、日本の山小屋のような相部屋ではなくて、写真のように1部屋にベッド2つ置いてあるところが多く、2人で泊まっても1人で泊まっても宿泊費は同じ(食事代は別)です。なので2人で来た方がお得。

今回は空いていたのもあり、ガイドさんとは別々の部屋で、贅沢に布団2枚使わせていただきました。

ちなみに小屋泊といえど夜中は冷え込みます。標高を上げるほど小屋の中でも寒くなり、私の最終形態はモンベルのパーマフロストダウン+シームレスダウンハガー♯3+布団2枚+プラティパス湯たんぽでした。快眠のためには防寒対策はしっかりと。

小屋に着いたらまずホットレモンで一息つき、汗冷えしないように服を着替え、夕食の時間までは自由時間。すでに眠かったのですが、「夜眠れなくなるから寝ちゃだめだよ」とガイドさんに釘をさされたので眠れず。現代っ子らしくスマホをいじって時間を潰します。

ここでエベレスト街道の電波事情についてお話しておくと、私はガイドさんのコネで4泊目のディンボチェまではWi-Fiを使わせてもらえましたが、本来有料です(多分500~1200ルピーくらい)。ただディンボチェまでは普通に電波が入るので、日本でsimカードを買っていけば使えるはずです。拍子抜けするくらい文明があるんですよ、エベレスト街道。

17:50 夕食にはモモを選択。これも日本の山小屋とは違い、決まったものが出てくるのではなくて、レストランのように好きなものを選んで注文できます。すると当然、小屋のスタッフさん側の負担が大きいわけで、繁忙期は希望の時間に夕食を食べられないことも多いそう。そういう意味でも閑散期は快適です。

モモは日本の餃子と似ていますが、肉ダネにスパイスが使われていること、皮が分厚くてモチモチしていること、醤油ではなく自家製の甘辛いソースをつけて食べること、などが餃子とは違う点です。個人的には餃子よりこっちが好き。

20:30 就寝。明日はナムチェまで進みます。標高が上がるほど寝付けなくなるものらしいですが、ここはまだまだ快眠でした。

~2日目~

7:00 起床・朝食。高山病対策のため、1日に進める距離はそう長くないですし、日が当たるまでは寒いので、朝はゆっくり目です。

朝食にはエッグ&トースト。他にもパンケーキとかフレンチトーストとかありましたが、甘党な私でも最終的に一番好きだった朝食はこれでした。なんせ卵が大好きなもので。

7:40 出発。外はまだ寒いので、ダウンを着てスタート。

今回ポーターさんはもちろん雇っていないので(ケチれるところはケチりたいので)、自分の荷物は自分で持っています。とはいえそんなに重くなくて、たぶん15kgくらいだったかと。

私は70Lのザックで行きましたが、50Lくらいのを持っていたらそれくらいがちょうどいいと思います。

8:40 1時間ほど歩き、振り返ったところで立派に見えるこの山はタムセルク(6623M)。

かっこいいですよね、名前も見た目も。惚れます。

9:40 さらに1時間歩き、モンジョを抜けてすぐのところにあるのがサガルマータ国立公園の入場ゲート。ここで入園料として3000ルピー支払います。

10:00 途中のジョルサレという村で休憩。トレッキング中幾度となく飲んだホットレモン。歩いていれば暖かいですが、止まればすぐに冷える時期なので、ホットレモンの暖かさと甘さが疲れた体に沁みます。

10:45 これも有名なポイント、ヒラリーブリッジです。ボーテ・コシ川とドュド・コシ川の合流地点にある橋で、その名前はエベレストを世界で初めて登った人の名前からきているそう。

テンジン・ヒラリー空港も同じ由来ですね。

こちらは橋の上から撮った写真。この時は下の橋は使われていませんでしたが、もっと早い時期だとバンジージャンプができるんだとか。楽しそう・・・惹かれますね!

11:00 橋を渡り終え、木々の隙間から見えるこの山はタボチェ(6495M)。ここからだと小さく見えますが、進んでいくほどに立派に見えるようになってきますよ。

振り返って見えるこの連山はクスムカングル(6367M)。一番奥がピークです。

12:30 ナムチェ到着。何でも売っているナムチェバザール。そうは言っても山の中の村だし、なんて思って行くと驚きます。お土産屋さんがたくさんあるのはもちろん、居酒屋、バー、美容院なんかもあります。

12:50 とりあえずお昼ご飯、ということでフライドライスを注文。つまりは炒飯です。これもかなり気に入った料理。パラパラのバスマティライスは日本の米以上に炒飯に合っている気がします。

昼食を済ませたら、暇つぶしがてらお店を見て回ります。

ノースの見慣れたロゴ。日本より多少お安く買えます。

日本の居酒屋の看板。海外だと日本語を見つけただけでちょっと嬉しくなりません?しかも「ともだち」なんて、なんとも可愛らしい。

パチモンの多いアウトドアグッズも、一目でパチモンと分かるから良いですよね。安いし、割とちゃんと使えるので、これはこれで需要有りです。

色々見ましたがまだ旅の序盤で、ここであまりお土産を買うつもりはなかったので、一目見て気に入ったキーホルダーのみ購入。250ルピー。

17:20 そんなこんなで時間が過ぎ、日暮れに自室から撮ったナムチェの夕景。目の前の居酒屋はさっきの「ともだち」で、奥の山はコンデリ(6187M)といいます。見える山みんな雄大ですね。

18:00 この日選んだ夕飯はミックスピザ。普通においしいです。外国人観光客が多いからか、毎回付いてくるカトラリーがやたらと親切だと感じます。ピザをナイフとフォークで食べる人もいるんでしょうか・・・?

この日はツアーのお客さんたちも泊っていて、何やらゲームをしていたようで、夕飯時もにぎわっていました。

20:00 就寝。

~3日目~

7:00 起床・朝食。パンケーキはリンゴ入り。パンケーキというか、ホットケーキ?みたいな感じです。

この日はエベレストビューホテルを経由してポルツェまで行きます。

少し高いところ、ナムチェの街並みを見下ろせる場所で寛ぐ野良犬。どこまで行っても野良犬はいます。

8:50 シャンボチェという村を通り過ぎるのですが、ここからクンビラがより大きく見えます。

9:20 アマダブラム(6856M)が見えてきました。

以前から名前を聞いていたこともあり気になってはいましたが、ガイドさんに聞いてもおすすめと言われたアマダブラム。近年かなり人気のある山らしく、またお金を貯めて登りに来たいものです。(エベレスト街道と違って本格的な登山になるので、費用も跳ね上がります。いつ来れることやら。)

9:40 エベレストビューホテル着。既に富士山の標高を超えています。

ホテルの前にはヘリがたくさん。ここまでヘリで来て、ホテルでランチだけ食べてヘリで帰る、なんていうVIPなお客さんも結構いるみたいです。(高いお金を払って山を歩く楽しみを捨てるなんて・・・。)

世の中いろんな人がいますね。

そしてこれがホテルから見える景色!エベレスト街道の前半で一番の見どころです。右からアマダブラム、ローツェ、エベレスト、ヌプツェ、タボチェと名峰勢ぞろい。

10:15 休憩がてらホテルからの眺めを楽しみ、さて出発。

10:30 途中で見えたこの村はクムジュン。青い屋根が目立ちます。

11:15 山の斜面にスパッと引かれた登山道のラインが良いですよね。遠くに見えるのは今日の宿泊地・・・ではなくまだその手前の村。あそこではお昼休憩します。

奥の山はタボチェ。

12:30 近いようで微妙に遠かった休憩地で頂いた昼食は「チャウメン」。ネパールの焼きそばです。これも日本のものより麺がモチモチしていて好き。トッピングが豊富なのも嬉しいですね。

13:30 1時間ほどゆっくりして、再スタート。

基本的に晴れ続きの11日間でしたが、この日は雲が多めでした。

一度がっつり下って、登り返したところが目的のポルツェです。ここをまっすぐ平行移動出来たら・・・と通り過ぎる誰もが感じているに違いない。

下る道中で出くわしたのがヤクの列。ゾッキョと違って角が後ろを向いていて、毛が長いのが特徴。標高の高いところではヤクをよく見かけます。

14:50 ポルツェ到着。ここできれいに見えるのはタムセルクとカンテガ(6782M)

この日は少し行程が長めで疲れました。なんせ酸素が薄くて、ちょっと登っただけで息が切れてしょうがない。しかし明日は高度順応のため、ポルツェでは2泊してゆっくり休めます。

2日間お世話になった Tashi Friendship Lodge & Restaurant の部屋はこんな感じ。窓から見える景色の贅沢なこと。(・・・と言うには写真が下手ですね。雰囲気だけでも伝わればっ。)

夕飯前に、夕焼けが綺麗そうだったので外に出てみると、この景色。加工無しですが、偽物みたいな赤さです。

18:00 夕飯は、これもネパールでは有名と聞いていたシェルパシチュー。ただのシチューと侮るなかれ、ジャガイモやすいとん?のようなものと、その他野菜類たっぷりで、他の料理同様のボリュームの良さです。

寒い日には暖かいスープが最高に沁みますね。

ポルツェでの2日間、宿泊客は私たちのみでした。シーズン終わりでこの小屋もあと数日で閉めるという時期なので、とても静かで落ち着いて過ごせます。

20:30 就寝

~4日目~

さて、高度順応の日にしたことはちょっとしたお散歩だけ。なので、少しだけ撮った写真をご紹介しますね。

お昼のダルバートと夜のモモ。あんまり動いていなかったのでお腹パンパンでした。

ネパールの国鳥であるキジ。ポルツェでは毎日夕方になると見られるようで、この日もたくさんいました。写真のキジは雄で、雌はもっと地味です。

これはお気に入り。タムセルクと星空。標高約3600Mで日没後に突っ立って写真を撮っているとそれはもう寒くてしょうがないのですが、頑張って撮った甲斐はありました。

しっかり休んで高度にも慣れたところで、明日はディンボチェまで進みます。まだ高山病の症状もあまりなく、早く標高を上げたくてうずうずしながらシュラフに潜り込みました。

~5日目~

7:30 起床・朝食。この日はサンドイッチ。ポテトもついて朝からボリュームいっぱい。

ゆっくりめの時間からスタートです。

歩き始めてすぐの頃、見つけたこの動物はヒマラヤタール。雄は首から胸元にかけての体毛が長いのが特徴で、斜面を駆けるシルエットがとてもかっこよかったです。

10:10 アマダブラム。きれいに見えるので、所々で写真を撮りながら。

12:20 この日の昼食はショマレという村でトマトチーズマカロニ(正しい料理名は覚えていないですがメニュー表にはそんな風に書いてあった記憶・・・笑)。最初は美味しかったですがこれも量が多く、あんまりお腹空いていなかったのもあり途中で飽きてしまいました。

エネルギーチャージして再出発!

13:05 ショマレから少し進んだあたり、のっぺりと広くて、大きな岩が点々と。どこまで行っても歩きやすい道です。

14:30 ディンボチェ到着。標高は約4300M。ここの「Hotel CountrySide」という小屋に泊まったのですが、部屋がとても綺麗でびっくり。

ただここからは電波が無く、Wi-Fiも高くなるので、この先3日間はデジタルデトックス生活です。今時電波の無い生活なんてそうそうできないので、これも良い機会です。

ジンジャーホットレモンで一息つき、夕飯の時間までは付近を散歩したり、本を読んだりして時間を潰します。

18:00 夕飯はバフカレー。写真が悪くて分からないですが、けっこうたくさん肉が入っていて美味しかったです。

ちなみにバフというのは水牛のこと。ヒンドゥー教では牛は食べられないけれど水牛は大丈夫という不思議。味は牛肉に似ていますが、バフの方が脂肪が少なくちょっとだけ固めです。

さて、翌日6日目は、標高約4900Mのロブチェまで進みますが、長くなってきたので前編はここまでにします。

飽きたと言わずぜひ後半も読んでいってください。

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