こんにちは、chikaです!
前々回のブログに引き続き、エベレスト街道のトレッキングについて記録していきます。
5日目まで順調にディンボチェまで進みましたが、6日目に泊まったロブチェ(約4900M)では寒さも厳しくなり、高山病の症状も少し出てきます。しかし目的のカラパタールまではあと少し、頑張っていきますよ!
~6日目~

7:30 起床。この日の朝食はフレンチトースト。ちゃんと沁み沁みでおいしいです!エベレスト街道で美味しいフレンチトーストが食べられるとは思っておらず、甘党には嬉しい朝食でした。

ロッジを出発して間もないところ。ゾッキョの列とともに緩やかな斜面を登り、振り返って真ん中に見えるのはアイランドピーク(6189M)。これも山小屋バイトの時にオーナーにおすすめされていたこともあり、気になっている山の一つ。アマダブラムよりはだいぶ難易度が低いと聞いています。
左側の山はローツェ。

そしてこちらが件のアマダブラム。見る角度によって形が変わり、かなり印象も違って見えます。

少し進んで周囲を見渡せる場所に出ると、進行方向右奥に見えるのがロブチェピーク(6119M)。今日はあの麓の村を目指すわけです。
そしてより存在感のある左の山は・・・

これも何度目かのご紹介、タボチェ。左がタボチェで、そこに連なる右側のピークはチョラツェ(6440M)です。最初はちょこっとしか見えていなかった山が、近づくにつれてどんどん立派に見えるようになるから驚きます。

10:10 こ平坦な道を黙々と歩いていくと、これぞ山といった感じのきれいな形をした山が見えてきます。先っちょだけ顔を出している白い山、これはプモリ(7161M)。
ゴラクシェプからカラパタールに向かう道中は、このプモリが真正面に大きく見えるようになります。

11:40 途中のドュグラという小さな村でお昼休憩。2度目のフライドライス。卵は欠かせません。そして炒飯にまで付いてくるフォークの使い道っていったい・・・。
この日の朝初めて、自分以外の日本人観光客に出会えたのですが、この村ではさらに日本人女性3人組とすれ違いました。「こんにちは」と声をかけると、驚いた様子で「日本人ですか?」と聞かれるのがなんだか面白い。私のガイドさんは日本人と他の国の観光客をすぐ見分けられるので、こちらが先手を打って挨拶できたんです。
朝出会ったソロの日本人男性とは、この後ロブチェの小屋で再会。英語がさっぱりな身としては、ガイドさん以外に話ができる相手と出会えただけで少し嬉しくなります。

13:10 エベレスト登山で亡くなった方々の慰霊碑がたくさんあります。ここもエベレスト街道では有名なスポットの一つ。
学のない私はよく知りませんが、有名な登山家やシェルパの名前も多く刻まれているそう。

ここから雪が多くなってきます。向かって右にヌプツェ、左にプモリ。
例年だとあまり雪は多くはないらしいのですが、10月末に3日間続いた悪天で、この辺りはけっこう雪が積もったそう。とはいえスパイク等は不要で、雪景色に見とれながらも足元はまだまだ歩きやすい道です。

14:00 所々凍って滑りやすくなっている道を転ばないように慎重に歩き、ロブチェ着。雪の付き方が面白いですね。
ロブチェのロッジでチェックインを済ませた後は、少し頭痛がしたので、ガイドさんに言われてしばらく小屋の周りを散策します。じっとしているよりは軽く動き回った方が多少元気になれる気がしますが、実際どうなんでしょう。

17:00 夕日に照らされるヌプツェ。薄く雲を被って綺麗です。

18:00 夕飯にチキンスプリングロール。でかい笑。潔いまでに見栄えを捨て去った揚げ物一色プレートは、人によっては胃もたれ必至でしょうが、私はこれもけっこう気に入りました。油に負けない強い胃に感謝。
明日はいよいよカラパタールピストン。起きた時頭痛が酷くなっていないように祈りながら就寝。
~7日目~
6:00 この日だけは少し早めの起床です。朝食は、もう食べなれたエッグ&トースト。
体調は良好。しっかり高度順応しつつ進んでいるとはいえ、標高4000M以上は未知の世界で、少しの体調不良も不安な要素になりますが、この日は前日の軽い頭痛も無くなり、一安心。
ただ夜はあまり眠れませんでした。体は疲れているはずなのになぜか目が冴える。高所で眠れなくなるとはこういうことかと実感。一晩中吠え続ける野良犬の声を聞きながら、眠ったのか眠っていないのかよく分からない夜を過ごし、高まる期待と少しの不安を抱いて迎えた朝。
空には少し雲がかかっていますが、さあ晴れるでしょうか。

7:00 まだ日の当たらない道を、ヤクの列と一緒に歩きます。左側の大きい山がプモリで、今日はあれに向かって進んでいきます。カラパタールは、写真では分かりませんがプモリの手前の丘のようなところ(5545Mが”丘”と呼ばれる世界です笑)。

8:30 ここがカラパタール手前の最後の村、ゴラクシェプ。前日はここで泊っても良かったのですが、ロブチェより200Mくらい標高が高くなるので、高山病のリスクを考えてロブチェからのピストンになりました。
ここから観光客は、エベレストベースキャンプに向かう人とカラパタールに登る人に分かれますが、この日カラパタールに登ったのは私たちだけでした。
ゴラクシェプからベースキャンプまではほぼ平行移動。一方カラパタールまでは標高差400Mくらいグイっと登りますし、山頂付近ではこの時は雪もけっこう積もっていたので、登山でなくトレッキング目的の人たちがベースキャンプを選ぶのは自然な流れだったと思います。

カラパタールに続く道。と、寒い中逞しく生きるワンコたち。

9:30 この日は雲と光の差し方がとても綺麗で、酸素が薄くて登りがきついのもあり、何度も立ち止まって写真を撮ります。左奥のエベレストの山頂には雲がかかっているけど、抜けるかな・・・。

10:20 山頂が近づくほど雪が多くなります。ここはまだ良かったのですが、この先だんだん風が強くなり、雪も凍っていたりで少し大変でした。登っていると呼吸がきついけど、止まったら凍えそうで止まれない、という感じ。アイゼンは不要と言われていたので持ってきておらず、下り怖そうだなーなんて不安も抱えつつ、最後の方はけっこう必死になって登っていました。

11:00 カラパタール着。眺望ばっちりです。
登っている途中は強風が吹きつけていましたが、山頂は岩陰に身を隠せばそれほど寒くないので、心ゆくまで写真撮影する余裕がありました。

右が世界第4位の高峰、ローツェ。左が言わずと知れたナンバーワン、エベレスト。山頂の雲もすかり取れました。が、手前にあるローツェの方が幾分目立って見えますね。

振り返ってアマダブラム方面。この日は本当に、雲が格好良かった。
山頂には標識のようなものはなく、代わりに無数のタルチョがはためいていました。
11:15 20分弱で記念撮影を終え、下山開始。
恐れていた氷と雪の下山道は、山頂付近はツルツルしていたので慎重にはなりましたが、登りの体感よりは早く終わりました。強風ゾーンを過ぎてなだらかな雪道に変われば、もう安心してザクザク下れます。
ただただ酸素が薄いので登りは辛いですが傾斜は緩いので、下り苦手な私でも下山は楽ちんでした。あっという間にゴラクシェプまで戻ってきます。

雪景色の中1頭で歩く白馬が絵になります。

12:35 戻ってきたゴラクシェプのロッジで、昼食のヌードルスープ。野菜が少し入った日本のインスタント麺みたいなもので、卵は食べたかったので頼んでトッピングしてもらいました。
暖かいものが食べたいときには良いですが、個人的にはあえてネパールで食べたいと思うものでもなかったです。
昼食を終えたころ、ロブチェから来てこれからベースキャンプに向かうお客さんが来店。しかしメンバーのうち一人の女性が頭痛がひどかったようで、ソファに横たわってぐったりしていました。
心配ではありましたが見ていてもしょうがないので、私たちはロブチェに戻ります。後から聞いたところ、結局その女性は回復せず、ヘリ搬送されたそう。シーズン中はゴラクシェプからヘリで降りることになるお客さんも多いらしく、そういうこともあるから保険加入は必須。

帰り道、これも日本では見られないスケールの景色、クンブ氷河。エベレストベースキャンプはこの氷河上に置かれるので、雪が解けてテントが傾くと、設営し直さないといけないそう。

17:30 サクサク歩いてロッジに戻り、夕食には昨晩食べて気に入ってしまったスプリングロール。この日はエッグスプリングロールで、お好み焼きを揚げたような味でした。チキンよりこっちが好き。
そういえば、実はこの日の夜が頭痛のピークでした。ゴラクシェプからの帰り道でも軽く頭痛があり、ロッジについてからさらに痛くなり、なぜ下りてきた後でこんなにひどくなるのかと不思議に思ったんです。とはいえもう下るだけなので、そんなに心配はせず就寝。
この先、アマダブラムのベースキャンプに寄った他はただ帰るだけなので、記録も簡単にテンポ良くいきますね。
~8日目~

7:00 案の定、起きた時には頭痛は無くなりピンピンしていました。窓に張った氷がきれい。
この日はパンポチェという村まで。行きはディンボチェ経由で来た道を、帰りはペリチェ経由で。(つまり行きより標高の低い沢沿いの道を歩きます。)

正面にアマダブラムを望みながら歩く道。この日もピーカンですね。まだまだ帰りたくない。

「never ending peace and love」

お昼は窓からアマダブラムを望めるこじんまりとした小屋でフライドライスを食べ、夜はパンポチェの「ハイランドシェルパロッジ」で宿泊。夕食はモモでした。
~9日目~
この日はアマダブラムベースキャンプまでピストンの日。もともと行く予定ではなかったのですが、カラパタールまでペース良く進めたため1日余っていたんです。そこでガイドさんに、私がアマダブラムに興味があると伝えると、ベースキャンプまではすぐだからと、連れて行ってもらえることに。
パンポチェの標高は約3900Mで、アマダブラムベースキャンプは4600Mくらいなので、約700M登ります。
ロッジから少し下って川を渡り、そこからぐいぐい登っていくのですが、途中で目的地を同じくする観光客3人組に出会いました。少し言葉を交わしたのち彼らは先を行き、あっという間に見えなくなります。体力があるんだなーとみていましたが、しばらく行くと休憩する彼らに追いつき、また追い抜かれを繰り返して結局、ベースキャンプに着いたのは同じくらいのタイミングでした。
ガイドさん曰く、「ああいう登り方はダメ」と。ゆっくりゆっくり歩くのが良いそう。

10:40 ロッジから2時間強歩いてたどり着いたベースキャンプ。テントがいくつかありますが、あれでひとグループ(ゲスト10人ほどのツアー)らしいです。食事用、休憩用、お客さんの個室、ガイドさんやコックさんの部屋など全て別々でテントが張られるから、ハイシーズンはすごい数になりそうですね。

テントの中も見せてもらいました。広くて飾りつけまでしてあって、日本で言うテント泊とは全然違う。一通りベースキャンプの様子を見させてもらい、ミルクティーを飲んで一息ついたら、帰路に就きます。

帰りに見かけたゾッキョ?の子ども。おとなしくて可愛い。

18:00 ハイランドシェルパロッジに戻りこの日の夕飯はバフステーキ。実はこの宿、ガイドさんのお姉さんが経営していて、このステーキもお姉さんのご厚意です。正直かなり固いですが、久々にがっつり肉が食べられて嬉しい。
~10日目&11日目~
翌朝、見送りの際ロッジのお姉さんから、白いストールのようなものをいただきました。ネパールでは相手の無事を祈ってそれを渡す慣習があるらしく、もらった人はそれを吊り橋に結び付けて帰って行くんです。道中、吊り橋に無数に結び付けてある布はそういうことだったのかと、ここでようやく理解しました。
11日間の旅も終盤となった10日目は、ナムチェを通り過ぎてモンジョまで。ナムチェでは来年オープン予定の新しいホテルを建設中でした。近年どんどん観光客が増えているエベレスト街道、ナムチェに限らず多くの村で建設中のロッジを見かけました。
そして最終日は、来た時と同じ道を戻って旅の起点であるルクラへ。翌日の飛行機のチケットを買うため早めに到着したので、余った時間でルクラのお土産屋さんを見て回ります。

日本人観光客には有名な、日本人が経営するお土産屋さん。ただ、カトマンズで買った方が安いので、ルクラではお土産は見るだけに留めました。

そして最終日の夕飯は、これまた豪華なステーキ。初日にダルバートを食べた「パラダイスロッジ」に宿泊したのですが、これはそのロッジの名物らしいです。
今度は何の肉かと思えばこれはチキン。慣れ親しんだ間違いないやつです。
一番よく眠れてしかるべきこの日の夜は、隣人の盛大なイビキと、その音を遮ることなく筒抜けに通すロッジの壁の薄さにより、最も睡眠時間の短い夜になりました。
そして翌日朝一で乗った飛行機は、乗れたは良いものの空港の混雑により着陸できず、予定の倍近い時間カトマンズ上空を飛び続け、寝不足の身には少し応えるフライトに。
最後の最後で思いがけなくしんどい思いをしましたが、過ぎてしまえばそれも貴重な思い出です。次は、(次があるなら、)陸路でジリまで行ってみたいもの。長くてきついと聞きますが、ワンゲル育ちのドケチ根性から、より安い道があるならそっちを選びたいんです。ガタガタ道をバスで行くのも楽しそうじゃないですか?笑
さて、長いと思っていた11日間のトレッキングはこれで終わり。正直トレッキングから間を開けすぎて詳細を覚えておらず、かなり淡々とした文章になってしまったと思います。ここまで読んでくださった方、長いお話に飽きずにお付き合いいただき、ありがとうございます。
おまけに、カトマンズでの観光の写真をいくつか載せておきます。


ネパールらしい、カオスな街並み。何がどうして電線がここまで絡まるのか。

名前は分かりませんが、そろいもそろって激甘なスイーツ。インドにはグラブジャムンと呼ばれるお菓子があるそうですが、同じものなのかな?私けっこう甘党な方だと自負しているのですが、これは1個食べられれば十分な甘さでした・・・。


スワヤンブナート(左)とボダナート(右)。有名どころですが寺院に興味のない私には、ただただ鳩の多さが印象的でした。

やっぱり街で食べるダルバートは豪華で美味。せっかくなので素手で食べてみました。異文化の体験、楽しいです。
以上、予備日を使った観光も含め、刺激の多いネパール遠征でした!
おわり


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