こんにちは、chikaです!今回は2026年1月31日(土)~2月1日(日)に行った杣添尾根について書いていきます。日帰りで登る人が大半のルートを、テント泊でのんびり登ってきました。前回の雪山はガスガスの棒立山でしたが、さあ今回は晴れるでしょうか・・・。
~1日目~
今回のメンバーは山岳会の先輩3人と私の計4人で、メンバーのKさんの運転で杣添尾根登山口の駐車場までアクセスし、そこから横岳までピストンします。
アクセスの道中、登山口から40分くらい手前のセブンでメンバーのUさんとリーダーのTさんがヘッデン用の単4電池を買ったのですが、その際店員さん曰く、「今日はこの電池が良く売れるんですよ」と。みんな杣添尾根の登山者だったんですかね。
登山口に着くと、駐車場にはすでに車が一杯。林道脇に置いてあった車の横に駐車し、支度をしているうちにさらにもう1台到着。杣添尾根は人気の登山ルートのようです。

9:50 登山口の登山ポストに計画書を投函して、出発。スタートの標高が約1750M、初日は2500M付近まで標高を上げるので、750M程登っていきます。トレースばっちりなのでわかんは置いて、はじめはツボ足で。楽ちん。(初日は最後までツボ足、2日目は最初からアイゼンで。日帰りの人は、皆さん駐車場からアイゼンを付けているようでした。)


何度か林道を横切り、橋を渡り、小さな池と四阿の横を通り過ぎたら、あとはひたすら樹林帯の緩やかな登りです。

12:40 良く晴れて、木漏れ日の差し込む気持ちのいい雪道歩きを、休憩をはさみつつ3時間ほど続けたところで標高2450Mくらいの幕営適地に到着。一旦荷物を置いて、もっと高い地点の幕営適地を探しつつ展望デッキまで歩きます。重い荷物を置くと、かえって足元ふらふらしちゃう。

13:15 展望デッキ着。めっちゃきれいで、自然と感嘆の声が上がります。


赤岳も富士山もばっちり綺麗に見えて、明日のアタックへの期待が高まります。結局さっきの場所以上に広い場所は見当たらず、この先は吹きさらしでテントは張れないので、このまま引き返して幕営することに。
幕営地に戻って、なかなか固まらないさらさらの雪を4人でひたすら踏み踏みして整地し、雪の冷たさに耐えながらテントを張ったら、近くの雪を集めてきて融雪開始。そうこうしているうちに日帰りの登山者がどんどん下りていきます。
幕営地から山頂まで2時間足らずで行けてしまうので、私たちも日帰りで行くことはできたのですが、せっかく泊まりにしたので翌日は日の出前に出発して、山頂でモルゲンロートを見よう、という計画になりました。この日は見るからに山頂までよく晴れて、下山してきた人に聞くと風もそこまでなかったらしく、アタックしてしまいたい気持ちもありましたが、それは翌日のお楽しみに。

17:20 融雪が済んだら、少し早めの夕食。ニラたっぷりの鶏団子鍋。写真だとニラしか見えませんが、鶏も他の野菜もたっぷりで大満足です。
ご飯食べて酒も飲んで、たくさんお喋りして、みんながすっかり眠くなった20時頃、就寝。良く晴れた月の明るい夜で、星はあまり見えませんでした。
~2日目~
4:00 起床。寝る前に起床時間を確認しておいたのですが、目覚ましが鳴ったのは私のスマホだけ。あれ。何か間違えたかと数分フリーズしてから「4時ですよ。」と声をかけると、みんなすぐ起きてくれました。良かった。
今回のメンバーは比較的防寒しっかりした人たちなので、極寒の八ヶ岳の夜も、寒くて眠れないということは無かったみたいです。私はいつも通り、モンベルダウン2枚とナンガの厳冬期シュラフと大量のマグマで快眠。起きたらとりあえずお湯を沸かして温まり、朝食はアタック後に食べることにして出発の支度をします。
外に出て準備していると、なんとソロで登って登ってくる人がいました。聞くと、終電で野辺山駅まで来て、そこから登山口まで夜通し歩き、そのまま登って来たのだそう。野辺山から登山口まで、歩いて3時間以上かかる距離ですよ?つよ・・・。
「野辺山で仮眠とったんですけど、少し気持ち悪いです。」と苦笑交じりに話していました。
5:00 まだ真っ暗な中を、ヘッデンを点けて歩き始め、間もなくさっきのソロ登山者を追い抜き、昨日来た展望デッキもあっという間に通り過ぎます。しかしなんだか空模様が怪しく、日の出の気配を感じつつもなお暗い。だいぶガスっているようです。

すぐに晴れるよう祈りながら、しかし半分くらいは諦めの気持ちで、登っていくほどに風だけは強くなってきます。これぞ八ヶ岳。
山頂直下では、強風と寒さから来る恐怖で時々足が止まりつつも、前を行くUさんに必死でついていきます。(私がビビりなだけで先輩方3人は平気そうでした。ただただ寒かったそうです。)

6:50 そうしてたどり着いた横岳。見事に真っ白。そしてめっちゃ寒いです。日は昇っているはずですがモルゲンなんて見えるわけもなく、まつ毛も凍る寒さで気持ちはすでに下山一直線。
真っ白な山頂を、それでも一応記録として写真に残してから、来た道を下ります。できるならダッシュで下りたいのですが、登りでビビっていた斜面を下りでビビらないわけがなく、先輩方に待ってもらいつつ慎重に下山。ただ、怖いとは言っても頼れる先輩方がいることで安心感も大きく、歩き方も教わりつつ下山出来て、とてもありがたかったと思います。

途中、振り返ったTさんに「樹氷になってるよ笑」と言われなんのこっちゃと思いましたが、後からスマホカメラを鏡にして見ると前髪がバチバチに凍っていました。おもろい。
展望デッキまで下りてきてしまえばもう安心。樹林帯に入って風もなく歩きやすいなだらかな斜面を、ほっとした気持ちで幕営地まで戻り、4人で寒い寒い言いながらテントに入って朝食にします。アタックにかかった時間は2時間半くらいでした。

8:10 朝食のトマトチーズリゾット。毎度写真がイマイチですが、温かくて美味しいです。
朝食後はテント撤収して下山開始。冷えた体はご飯を食べても日が差してきてもなかなか温まらず、着れるものを全部着てぶくぶく着ぶくれ状態で下山します。
山頂はガスでも下はこの日も晴れなので、前日同様に木漏れ日の射す穏やかな雪道を黙々と下りて行き、10時半頃駐車場に到着。下界は暖かいです。
山頂は晴れなかったですが、杣添尾根はなだらかで歩きやすく、晴れれば景色も良いのでまた来たいところです。終わってしまえば怖かった山頂直下も良い経験。今回も、計画してくださったリーダーと、前後を歩いてくださった先輩方に感謝です。
おわり

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